2009年10月22日木曜日

エコ暖房の季節です。

みなさんこんばんは。
たいへんご無沙汰しておりました。
 
少し寒くなって来ると急に忙しくなるのが我々の仕事。ストーブや暖房の修理に毎日大忙しです。
北海道はもう、朝晩の気温が10℃を下回るほどになっています。
日中は15℃~18℃くらいでぽかぽかとした陽気なのに、夜になると急に寒くなる。
でもこの寒暖の差が私達に綺麗な紅葉を届けてくれるので、寒さを嫌がりつつも季節の変化を感じる事ができます。
 
 
さて、今年は我々の町「伊達市」の市役所庁舎も暖房の改修工事を行っております。
当社は暖房に使うボイラーと周辺の配管工事に携わらせていただいています。
「エコ」と言う言葉をあちこちで耳にする中、伊達市でも燃料を重油から「ペレット」へと変更します。
これに伴って、暖房に使用するボイラーをペレットに対応したものに変更したのです。
伊達市では大滝区にペレットプラントを建設しましたので、このプラントで作ったペレットで、市役所を暖房するというとてもエコなプランです。
ペレットの原料は、木の屑で、製材の際に出る切りくずや端材を細かく裁断し、圧縮・固形化したものです。本来はその形状のことを「ペレット」と呼ぶようですが、小さな筒状に加工した木材由来の燃料を通称としてペレットと呼んでいます。
 
 
今日は苦労して設置したペレットボイラーの試運転でした。
 
 
 
 
 

 
 
ペレットが勢い良く燃えています。
 
それでも、化石燃料を燃やすことを考えるとカーボンニュートラルな発想のペレットの方が、よりエコというか、環境負荷が低いと言えるでしょう。
 
 
さて、下の写真、四角い箱は「熱交換器」です。

 
横から見るとこんなに薄っぺらい姿ですが、物凄く高性能な物です。
 
今日の試運転では、ペレットボイラーで作られるお湯の温度を70℃に設定していましたが、熱交換する前の水が通る配管を触ると「冷たい」と感じます。
ところが、熱交換器を通って出てきた配管を触ると「熱いっ!」と言う感じで、配管に手をくっつけていられないくらいの温度になります。
 
「熱交換」という考え方は、実は昔から身近にあるもので、家庭用の温水ボイラーや湯沸かし器も、機器の中にある熱交換器を使って、炎から水へ熱を伝えてお湯を作り出しています。
しかし、この「熱交換」、最近はもっと進化した形で非常に有効視されてきていて、テレビCMでおなじみの「エコキュート」や「地熱利用」といった、いわゆる「ヒートポンプ」に活かされています。
 
エコキュートはペレットとは違い、電気を使いますが、投入した電気エネルギーに対して3倍や4倍ものエネルギーを作り出せる仕組みです。
通常、電気温水器などは電気でヒーターを発熱させて、その熱を直接水に伝えてお湯を作ります。
しかし、エコキュートは気体が圧縮されると発熱する現象を使ってお湯を作るので、電気は気体を圧縮するコンプレッサーの作動に使われます。
電気を直接熱に換えるのと比べて、圧縮するために使われる電気の量は圧倒的に少ないのです。
更に、熱を伝える冷媒として使われるのは「二酸化炭素」です。
以前は冷媒として「フロン」という非常に温暖化係数の高い物質が使われていましたが、最近は二酸化炭素を使うことで環境負荷がより少なく、更に電気の効率アップというエコなシステムが出来上がったのです。
 
 
ペレットもエコキュートも、これからの時代を考えて作られた商品です。
我々もこういった商品を使ってエコ暖房を実現していくことが、地球を守ることに繋がるのかもしれませんね。
 
 
 
 
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2009年9月9日水曜日

パネルヒーター入荷です!!

 
 
 
みなさんこんばんは。
最近は夜になるとぐっと気温が下がって、上着が要るほどの寒さです。
なにやら山では雪が降るという噂まで聞こえるようになり、もうすぐ冬が来るんだなーと実感してしまいます。
 
 
 
さて、冬といえば「暖房」
当社は温水パネルヒーターを、ベルギーのQuinnグループから輸入しております。
そして今朝、手配していたパネルヒーターが入荷いたしました!
 
しかし!
 
入荷数をチェックすると足りない・・・(汗)
 
輸入の際のトラブルに慣れているとはいえ、オーダー数と入荷数が合わないというのはちょっと困りものですが、国民性の違いなのでしょうか?かなりアバウトな部分が多くてびっくりすることも多いです。
更に、輸入というのは為替の影響を受けますので、なかなかリスキーな部分もあります。
為替でリスキー、更に開けてビックリで、ハプニング満載な仕事です(笑)
 
 
 
ヨーロッパ、特に北欧は暖房の先進国で、様々な暖房方式や技術があります。
近年、日本の住宅が進化する中で、北海道では高気密・高断熱が常識となり、それに伴って暖房もストーブや床暖から、セントラルヒーティングの採用が増えてきました。
 
当社では新築住宅のほぼ100%に、セントラルヒーティングを施工しています。
しかし最近では、新築で「薪ストーブ」や「ペレットストーブ」を採用する物件を見かけます。
そしてその住宅は、セントラルヒーティングを完備していながら、追加装備としてのストーブ採用がほとんどです。
 
家から囲炉裏やかまどが無くなり、薪ストーブ、石炭ストーブ、ついには灯油ストーブまでがなくなり、台所ではガスレンジに替わってIHヒーターが備わっています。
ついに家の中で「火」を見ることが無くなりました。
 
風呂釜やボイラーも、ついに電気温水器になり、とうとう家の中に「火」が存在しなくなったのです。
 
しかし、やはり人間は「火」が恋しいのかもしれません。
たまに薪ストーブの火に当たると、なんだか心まで暖まるような気がします。
そんな気持ちを思い出した方が、追加装備としてストーブを選択するのかもしれません。
  
ヨーロッパは、「薪ストーブ」や「ペレットストーブ」についても、やはり先進国です。
特にデザインにおいては、そのバリエーションの豊富さから、国産品は輸入品には敵わないでしょう。
しかし、日本の工業製品の品質は優秀です。
もしかしたら、これから日本でも素敵なストーブが作られる時がくるかもしれませんね。
  
 
 
暖房に限らず、設備についてお困りの際は当社までお問い合わせください。 
株式会社 畑商会ホームページ 
 

2009年8月31日月曜日

井戸ポンプ工事でした。

みなさん今晩は。
今日は午後から、急遽井戸ポンプの入れ替え工事に行って参りました。
 
当社で急遽井戸ポンプを入れ替えする場合、お客様は大抵「生産者」の方です。
動物であったり、植物であったり、1日でも水が無いと大きな損害になります。
私達は、お店で水を「買う」事ができるので、1日くらいは何とかなりますが、たくさんの動物や植物に必要なだけの水を買ってくるのは不可能です。
「湯水の如く」という言い回しがありますが、普段何の気兼ねも無く使っているものに限って、突然なくなると本当に不便なものです。
 
今日は幸い、お客様が予備のポンプを持っていらっしゃったので入れ替えですみましたが、もし予備が無いとなると代用品を探したりとんでもない大騒ぎになります。
昨年も、夕方に「井戸ポンプがダメになってしまい、一晩水をやらないと野菜が死んでしまう!!」という電話がありました。
結局夜中1時までかかって当社で持っていた応急用ポンプを投入して急場を凌いだという事がありました。
ポンプを投入して電源を入れて、ホースから水が噴出した瞬間、お客様の笑顔が溢れ、
「よーし!!!」という何とも言えない達成感が満ち溢れます。
 
「困っているお客様を何とか助けたい」
 
この気持ちを大切にして、当社は一生懸命仕事をしています。
お客様の快適な生活を守るため、明日からまた努力して行こうと思います。
 

2009年8月28日金曜日

倉庫整理と宝探し


 
みなさんこんばんは。
昨日から倉庫整理に追われております。
 
当社ではヨーロッパよりパネルヒーターを輸入しています。
来週末から再来週にかけて入荷があるので受け入れ準備をしております。
 
当社のパネルヒーターは、下の写真のように上のふちが丸くなっているのが特徴です。
この部分に製造時のプレス跡や溶接部が無いので、万が一ぶつかったりしても安心な製品です。 





さて、当社はアイルランドのQuinn Radiatorから直接商品を輸入しているわけですが、このパネルヒーターを取り扱うことで、温水セントラルヒーティングに関してかなりのノウハウを蓄積して参りました。
パネルヒーターだけでなく、継手や管材、ルームサーモ、床暖コントローラーなど、他社では扱っていないような商品もあります。
 
当社はこれらを駆使して、他社とは一味違う、より快適な家を創るお手伝いをしております。今年もだんだんと寒くなってきて、私達の出番が来ることを待ちわびております。
これから家を建てられる方で、セントラルヒーティングをお考えの方は、ぜひ一度ご相談下さい。
当社が何かの役に立てるかもしれませんよ!
 
 
 
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2009年8月25日火曜日

オーバーホールの季節です。

みなさんこんにちは。
お盆が明けた途端、伊達市も急に涼しくなりました。
日中は気温が高くても、朝晩のひんやりした空気が秋の気配を感じさせてくれます。
 
さて、ちょっと寒さを感じると急に増えるのが「ストーブのオーバーホール(分解整備)」。
 
毎年春に、「今年はやらなきゃと思ってるんだよねー」と言いつつ、結局秋になってストーブの必要を感じてから依頼してくる方がとても多いです。
私達もお預かりしたストーブを一日でも早く整備してお届けしたいところですが、どうしても作業が追いつかないほど集中してしまうので、毎年申し訳ない思いをしていますが、恐らく今年も同じ状況になりそうです(笑)
 
それで、分解整備のことですが、ストーブだけではなくボイラーも、やはり定期的に整備することを私達はお勧めしています。
 
当社では、よく車の話に例えるのですが、車は必ず2年に一度「車検」があり、必ず整備を受けなければなりません。
車検が必要な理由の一つとして、車を使用するのに問題(危険)の無い状態にしておかなければ、故障が原因で事故が起きる可能性があるからです。
事故が起きると、運転者ばかりではなく、関係の無い人まで巻き込む可能性もある重大なことですので、車の場合は使用者の義務として定期的に点検を受け、整備しておかなければならないのです。
 
でもちょっと考えてみてください。
車はガソリンを燃やして走りますが、ストーブやボイラーも灯油を燃やして熱を造っています。
熱の使い方が違うだけで、どちらも化石燃料を燃やして動いているのです。
 
石油燃焼機器や、ガス機器で痛ましい事故が起きたのも記憶に新しい出来事ですが、どちらも適正な整備を行っていれば回避できたのかもしれません。
ただ、私達が普段使用している機器には点検や整備の義務が無いので、とりあえず壊れるまで使おうという感覚なのかもしれませんが、もしこのブログを読んで頂けたなら、ちょっと考え直してみて下さい。
あなたの身近にも危険が潜んでいるかもしれません。 
 
 
さて、では適正なメンテナンスを行わないとどうなってしまうのか?
こちらは長年使用したボイラーの中身です。

 
どうでしょうこの汚れ具合。。。
衝撃的な汚れ方です(笑) 
 
物を燃やすと、煙やススが出ると思います。そういったものがだんだん積もり積もって写真のような状態になっていまいます。
 
そして、これを掃除すると下のようになります。
 

 
みなさんいかがでしょう!?
 
見違えるようにきれいになりました!!!
 
上の写真では詰まって見えなかった穴がたくさん開いていますね。
この穴は煙の通り道です。
ここを熱い煙が通って、その周りを通る水に熱を伝えてお湯を作るのです。
 
上の詰まった状態では、本来の性能は発揮できません。
よく映画で車のマフラーにバナナを詰めて調子を悪くさせるシーンがありますが、そんな状態です。
 
このまま使い続けると、燃費が悪い上に機器の寿命は短くなり、燃焼状態が悪いので有毒ガスが発生したり、最悪の場合事故が発生するという具合に何一つ良い事はありません。
 
世の中「エコ、エコ」と騒ぎ立てて、どんどん新しいものの購入を促しているようにも感じますが、ストーブやボイラーなど高額なものを買い換えるのは大変です。
だったら、最低限、ちゃんと適正な状態にして使うことも必要ではないかと思います。
 
まだストーブを焚くには早いですが、今のうちに整備を済ませて、必ずやって来る冬に備えてみてはいかがでしょうか?
 
 株式会社 畑商会ホームページ  

2009年7月28日火曜日

エコとプラスアルファ。

 
 
みなさんこんにちは。
最近の北海道は雨が降ったり止んだりで、なかなか夏らしい日が訪れません。
日本は四季がはっきりしている国で、季節ごとの商売が成り立っていますが、今年は夏物の商品が売れなくてあちこちの業界が困っているようです。
私達の業界も、消費の落ち込みとともに建築物の着工数が減っておりますので、状況が良いとは言えませんが、そんな中でもどうにか頑張っております。
 
 
さて、上の写真は何かと言いますと、大きな鋳鉄製ボイラーの窓というか蓋部分です。
レトロな感じで、なかなか赴きがある色合いなので写真に収めてみました。 
 
 
 

これが全体像。
長年働いていた雰囲気が出ていますね!
 
今回、伊達市は市役所庁舎にある油焚きボイラーを、ペレットボイラーへ交換することを決めました。
同じ物を長く使うのもエコですが、より環境負荷の少ないものへと入れ替えるのもエコ。
「エコ」にも色々な考え方があります。
 
 
さて、下の写真は湯沸かし器。
こちらもまたレトロなデザインと色合いでなかなかお洒落。

 
 
アップで撮っても男前です(笑)
 
卓越したプロダクトデザインは、時間が経っても色褪せません。
住宅設備に関わるプロダクトも、以前は機能重視で色気の無いものが多かったのですが、最近は大手メーカーでもデザインにこだわった商品が出てきました。
デザインにこだわるということは、機能的に成熟してきたということだと思います。
 
蛇口や便器などが良い例です。それぞれ「水を出す」、「水を流す」というようにその目的はシンプルで、操作性や節水能力を突き詰めてきました。
操作については、ユニバーサルデザインの採用であったり、便器の節水能力にあっては洗浄水の量が10年前の三分の一までになりました。
 
そして最近は、機能+デザイン性のあるプロダクトが欲しいという要望が増えてきているように思います。
但し、デザイン性はプラスアルファの要素なので、価格もプラスアルファとなる傾向があります。
もちろん、「エコ」もプラスアルファな要素で、多くの場合価格もプラス。
自分がコストを払って、将来に貢献します。
 
それでもプラスアルファを求める方が多いという事は、
「より自分が納得したものを手に入れたい」
という事です。
 
大量生産、大量消費の時代は終わり、消耗品と嗜好品の使い分けが出来てきたのかもしれません。
そしてもちろん、住宅は「嗜好品」です。
よりこだわった住宅を建てるには、プラスアルファのあるプロダクトを手に入れたいはずです。
ですから、我々もプラスアルファ、すなわち「付加価値」のある仕事を目指しています。
 
これからは、というか既に、住宅も「付加価値」がポイント。
着工棟数が伸び悩む中、いかに基本性能を高め、更に付加価値をつけられるかが、お客様に選ばれるポイントだと思います。
 
私達の仕事は、住宅の基本性能を高めるところから始まります。
給排水、暖房、換気。
建築会社や工務店さんがプラスアルファできる家づくりをするため、基本性能の一部をしっかり支えられる技術と知識を更に伸ばして行きたいと考えております。
 
 

2009年7月14日火曜日

ヘッダーが素敵です。

皆さんこんばんは。
只今19:40分、ようやく現場から戻ってきた作業車が数台。

施主様の使用開始の要望と、市役所への申請手続きの関係で、どうしても今日中に目処をつけなければならない作業があり、現場の人が総出で仕事しています。


先ほどちょっと様子を見てきたら、やっと片付け始めたところだったので、あと小一時間といったところでしょうか。
技術者総出での作業なんて滅多にありませんが、ここぞという時には協力できるのが我が社の強みです!
 


さて、今日ご紹介するのは暖房ヘッダー。


熱源で作られた暖房液を、各部屋の放熱器へ分配する場所です。
写真は、配管が完了した段階で「漏れ」が無いか空気の圧力をかけて試験している状況です。 

おー!かっこいい!!!
 
このヘッダーを見たとき思わずそう言ってしまいましたが、
そんなこと思うのは一部の設備屋だけだと思います(笑)
 
何がかっこいいのかと言いますと、白い配管の曲がり具合と、まとまり具合がかっこいいのです(笑)
 
 
この白い配管は「マルチケープパイプ」または「アルミ三層管」などと呼ばれていますが、温水セントラルヒーティング発祥の地ヨーロッパでは非常にメジャーな管材です。
日本ではまだ銅管や酸素を透過しないタイプの架橋ポリエチレン管が多く使われていますが、当社では「マルチケープパイプ」が標準仕様です。
 
なぜこの管材を使うのかというと、
1.管を手で曲げる事が出来るので、施工性が良い
2.酸素を透過しないので、密閉回路を作るのに適している
3.継手の使用箇所が少なくて済み、尚且つ接続に火を使わない
大きくは上の3点が理由です。
 
 
例えば、銅管で暖房配管をするとします。銅管は曲がりませんから、配管経路が曲がるときに継手を使用します。
そして継手の接続方法は「ハンダ付け」です。施工に時間がかかりますし、ハンダ付けには火を使いますので、火傷や火災の危険(安全管理がしっかり出来ていれば心配ありませんが。)もあります。
そして、継手が多いということは、その分漏れる可能性となる箇所が多いということです。
施工がきちんとしていれば当然漏れることはありませんが、それだけ慎重に施工すると時間がかかります。
 
その点、マルチケープパイプは、手でも容易に曲がりますので、目的の放熱器まで1本のパイプで到達します。
短い時間で確実・安全な施工が出来ます。
更に、酸素透過性が無いので、当社の標準である密閉式暖房回路を製作するのに最適です。
 
 

以上のようなことから、マルチケープパイプを使用しているのですが、写真のヘッダー、技術者のこだわりが見えて、私は嬉しくなってしまったのです。
 
それは、手でも曲げられる管を、「ベンダー」という道具を使って美しく仕上ていたからです。
 
 
 
ヘッダーは多くの場合、床下にあるので普段はお客様の目に触れることはありません。
しかし、お客様が見ようと思えば見える場所にあるのが「ヘッダー」。
 
この普段は目に付かない場所にもこだわって美しく仕上てくれたことに、ちょっと嬉しくなりました。
 
目に付かないところを美しく仕上るということは、例えば床下や屋根裏の作業をした時にも、きれいに仕事してきているということです。
修理などで床下に入ると、新築工事の時に使った材料の余りや、ゴミが落ちていることがあります。
そのような光景を目にするとがっかりしますが、当社では絶対そのようなことが内容に技術者達に厳しく指導しています。
そして、誰にも見られないところであっても、施工したことに誇りを持てるような仕事を目指して、日々頑張っています。
 
これからもその気持ちを忘れずに、良い仕事をするよう努力しようと思っております。
 
 
 
 



2009年6月30日火曜日

事件です。

みなさんこんばんは。
今日は風が強くて雨も降ったり止んだりとひどい天気でしたが、こんな日に限って事件が起きます(汗)
 
なんと、上水道の本管(各住宅に分配される手前の太い水道管)が破損して漏水が発生!!
 
 

地元水道工事業者が協力して、今(PM10:00!)までかかってなんとか仮復旧いたしました!
 
 
我々水道工事業者は、「水」いわゆる「ライフライン」に携わる仕事をしていますので、何か緊急事態が発生したときには休日も時間も関係なしに対応します。
 
今日の漏水も、大量の水を長時間流しっぱなしにすると水源の貯水量が減りすぎるために、早い段階で断水していました。
漏水した本管から水を分けてもらっている地域は、工事が遅れるほど断水時間が長くなります。
 
「湯水の如く」なんて言い回しもありますが、普段何気なく使っているのに、無いと絶対困るのが
 
「ライフライン」
 
私達は、そのライフラインを守るために、毎日泥だらけになりながら技術を磨き、汗を流して働いています。そして、こうして皆さんの生活を支える仕事ができることに誇りを持っています。
 
さて、今日の工事は仮復旧。
明日も頑張るぞ!
 
 
 
 
株式会社 畑商会ホームページ
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忘れていました・・・(汗)


みなさんこんにちは。
ふと気づくと、明日からもう7月。2009年前半を折り返してしまいました。
さて、7月ともなれば北海道もどんどん気温が上がってきます。
先週もエアコン交換の工事があり、オフィス用エアコンを3台取替えました。
エアコンの話を考えていると・・・あっ!

途中まで紹介していた工場の改修工事の報告を忘れていました(汗)
 
それでは今更ながらビフォーア・アフターを・・・(^-^;)
 

 

まず既設の天井、ダクト、配管を撤去して

 
新たにダクト配管をしてエアコンの室内機を吊りました。
 
 
新しい天井を張って
 
 
ついに完成です。
  
 
エアコンはこの様に付きました。
 
 
これはエアコンの屋外機です。きれいに並んでますね。
今回は東芝さんの「暖太郎」というエアコンを採用しました。
今までのタイプに比べると能力を落とさずに格段に省エネになっています。
 
斜めから見た室外機。
ステンレスの防雪ガードが輝いています。
かっこいいですね~。
 
北海道は冬になると雪が降るので、設置条件が厳しい場合はファンやフィンを保護する部品を付けます。
夏の工事でも真冬の事を考えながら計画しなければならないので、北海道ならではの苦労かもしれませんね。
 
最近のエアコン事情に少し触れておきますと、エアコンもヒートポンプの一種で、冷房・暖房とも外気温の影響を受けます。
北海道は冬の外気温がマイナスになる為、暖房が特に条件的に厳しかったのですが、技術の進歩でマイナス10℃クラスの外気温でも十分な能力を出せる機種が登場しています。
メーカーさんのテストではマイナス25℃クラスまでの厳しい環境で運転試験をしています。
伊達市の気温はマイナス10℃くらいまでしか下がりませんが、それ以上の環境でテストしている機種を採用することは、お客様が使用する上での安全マージンを確保できるので、自信をもって施工することができます。
 
これからも新しい技術や商品を学んで、お客様の快適な生活を支える仕事をしたいと思います。
 
 
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2009年6月23日火曜日

電気VS灯油

みなさんこんにちは。
すっかりご無沙汰しておりました(汗)
 
さて、先日ある物件の打ち合わせをしていましたが、そこで話題になったのが
 
 「電気か灯油か」
 
最近はオール電化の物件がどんどん増えて、給湯・暖房の熱源も電気が採用されています。
当社でも新築物件のほとんどで電気温水器が採用されています。
 
しかし、今回の物件には「灯油」を採用しました。
 
理由は今回の物件が「別荘」だったからです。
電気温水器の特徴は、夜間や深夜など電力の安い時間帯にお湯を沸かし、それを保温タンクに貯めておきます。
必要なときにこのお湯と水を丁度良い温度に混合して使う仕組みです。
一番安い時間帯にお湯を沸かすことができるので、電力料金を抑えることができます。
 
ところが、別荘での利用となると色々問題があります。
まず、数ヶ月ぶりに別荘へ来て突然スイッチを入れても、お湯が作られていないので使えません。
数時間経たないとお湯が沸かない上、指定された時間帯以外でお湯を沸かすと割高になってしまいます。
せっかく電気を導入してもほとんど恩恵を受けられない可能性があります。
 
そこで、最近人気下降気味(笑)な「灯油ボイラー」を導入するとどうなるでしょう?
ボイラーが燃焼したそのときから、たっぷりのお湯が好きなだけ使えます!
電気温水器は貯湯した分しか給湯できないため、数回に分けてお風呂に入ったりすると湯切れする場合もありますが、灯油ボイラーはその心配がありません!
ホームタンクに入っている灯油は使う時間帯によって金額が変わることもありません!
 
要は、熱源選択のポイントは「使い方」なのです。
 
あふれる情報に混乱して、何でもかんでも電気を選択する必要はありません。
もしかしたら、あなたの家の使い方なら、灯油やガス、ソーラー、意外な熱源がお得かも。
逆に、電気が一番お得かもしれません。
最近はエコキュートなど、より進化した熱源も実用化されてきています。
 
 
 
 
でも、こうやっていろいろな熱源を検討してみるのも楽しいですね!
 
もし新築を検討されている方や、ボイラー交換を考えている方がいらっしゃいましたら、是非当社にご相談ください!
 
 
株式会社 畑商会
TEL 0142-23-2876
FAX 0142-25-4122
ホームページ http://www.hata-net.co.jp/
 
 
 

2009年6月1日月曜日

穴掘りです。

みなさん今晩は。
今日は水道工事の現場です。
土の中に埋まっているポリエチレン製の水道管が劣化して水が漏れてしまったようです。 
 

 
コンクリートであったり、銅管であったり、塩ビ管であったり、時代とともに水道管の素材も変化しています。
ポリエチレン管も昔は一層でしたが、現在は二層で非常に耐久性の高いものになっています。
 

下の写真はポリエチレン管を「冷間継手」という専用の継手でつないだ所です。

 
 
北の湘南と呼ばれる伊達市でも、冬の気温はマイナスになります。
マイナス気温が何日も続くと、土も凍ってしまいます。
浅いところに水道管があると、一晩で凍結して水道管が破裂するなんて事も起こりかねません。
それで、この地域では宅地内の場合地表から80センチの深さに水道管を埋めることになっています。
今日は合計25メートル位の距離にポリエチレン管を埋めたので、ほとんどの部分は小型のバックホーで掘削しました。
小型のバックホーの事を通称「ミニユンボ」と呼びますが、本当に頼りになる機械です。
 
しかし、やっぱり細かいところは私達の「スコップ」じゃないと出来ません。
だから穴掘り(土工)という仕事は地味ですがとても大切な仕事なのです。
どんなに世の中が便利になっても、人間の手に敵う機械というのはないのでしょうね。
弊社の社員も、機械には絶対真似できない素晴らしい仕事をします。
 
さて、明日もお客様の為に全社一丸となっていい仕事をします! 
 
それではまた。






 

2009年5月28日木曜日

天井が張られました

 
先日紹介させて頂いた現場ですが、いよいよ仕上げ段階まで仕事が進んでいます。
 
 ↓ この前はダクト配管とエアコンの吊り下げが終わったところでしたが、


 
 
↓ ついに天井が張られました。


 
 
屋内はこのあと照明や換気の給排気口などの器具を取り付けて、配管の保温などをしたら完了です。
外壁もALCから鋼板になってまるで建て直したような雰囲気です。
あとは換気と冷暖房の効き具合が気になるところですが。。。
 
とにかく、完成が楽しみです。

2009年5月23日土曜日

只今工事中です2

みなさんこんにちは。
昨日に引き続き現場リポートです。
 
昨日は工場内の天井を落として、配管を撤去した写真を紹介しましたが、
今日は工事が進み、ダクト配管と保温が済んだところの写真です。
 
 
 
昨日の写真と比べてどうですか?
ぜんぜん違う風景になったと思います。
 
写真の中央の上の方にある銀色の箱のようなものは「エアコン」です。
普段は天井パネルによって隠されている部分が丸見えになっています。
このあと天井が出来たら高性能フィルターを装着して、天井パネルを装着すると、普段見たことのあるエアコンの姿になります。
 
さて、来週はいよいよ天井が張られます。
ダクトだらけの工場がどんな姿になるか楽しみですね。
 
 

2009年5月22日金曜日

只今工事中です。

ご無沙汰しておりました。
北海道も先日夏日を観測したりして、どんどん夏へ近づいています。

さて、ご無沙汰している間、こんな仕事をさせて頂いておりました。



ある工場の空調設備現場です。
上の写真は天井をはがし、既設の空調ダクト類を全部はずしたところです。
これからどんどん新しいダクトを配管する直前の写真です。
 
 
 
 
下の写真に写っている巨大な箱は
「熱交換換気扇」です。




この巨大な箱に空気を通すと、一体何が起こるのか!?
 

この「熱交換換気扇」は、外から入ってくる空気と、室内から吐き出す空気の「温度だけ」をやりとりできるのです。
 
例えば、冬に室内は暖房していて、空気は暖まっています。
その空気を吐き出して、外の空気と入れ替えたとすると・・・
 
北海道では冬の外気温はマイナスです。
北の湘南と呼ばれる伊達市でも時にはマイナス10℃くらいまで下がります。
部屋の中にマイナスの空気が入ってきたらとても寒いですよね。
 
そして寒いから急いで暖かくしようとして、暖房温度を高くしますよね。
 
そうすると、エコじゃありませんよね。
 
逆に夏だと、冷房で冷やした空気を捨てて、外の暑い空気を入れることになります。
ということで、通常の換気だと室内を快適な温度にするために使ったエネルギーを捨ててしまって、また新たなエネルギーを使って快適な室温環境を作るということをしています。
 
 
一般の住宅レベルであれば、熱交換換気をしなくてもそれほど気にならない換気量で済みますが、今回の工場のように規模が大きくなると当然換気量も増え、冷暖房に必要なエネルギーも莫大になります。
 
ですから今回は熱交換換気を導入することで、少しでもエネルギーを無駄にせず、目的の環境を作り出そうとしているのです。
 
さらに、エアコンも最新型の環境負荷が少なくて高効率なタイプを導入します。
もちろん、一般的なタイプよりも高価ですがこの工場ではその導入を決断していただきました。 
 
 
 

重要なのは、現在のような経済情勢の中にあっても、この工場のように「将来のため」に設備投資をして、より適切な環境作りをする姿勢だと思います。
世の中にたくさんの企業があって、みなさんそれぞれ頑張っているとは思いますが、利益追求で必要な設備投資や環境対策が後回しになっている現状をテレビなどでしばしば見かけます。
 
やはり、地球のこと、地域のこと、働く人のこと、そしてエンドユーザーのこと、こうしたことを考えて設備投資できる企業は素晴らしいと思いますし、自分の会社もできる限りそうありたいと思います。 
 
 
 
さて、明日はきれいにダクト配管が完了した写真をお見せしたいと思いますので、楽しみにしていてください。
 
 
 
楽しみにしていてくれる人がいるといいなー・・・(笑)
 
 

2009年4月21日火曜日

みなさんこんにちは。

 
ひどい嵐です。

昨日までは暖かくて日中汗ばむほどの陽気だったのに、今日は打って変わってまるで台風。
気温も低く、暖房がないと室内も肌寒い感じです。

北海道は今時期、日中はポカポカ、朝晩は思いのほか冷えるという状態を繰り返してだんだんと夏へ近づいていきます。

そしてこの時期、皆さんが悩まれるのが「暖房」。

 
特にセントラルヒーティングをお使いの方は、入れたままの方が良いのか、切ってしまっても良いのかわからないという悩みをしばしば耳にします。

セントラルヒーティングといっても、そのシステムは様々。

操作方法も全く違います。

 

当社の場合、以前紹介させて頂いた

 
 
 
 
 
 
「ルームサーモ」
 
 
 
 
 
 
 
これによってセントラルヒーティングをコントロールするので、それほどお客様が悩む必要ないシステムを組みあげています。
 
 
ところが、こういったサーモ無しのシステムを組んだ場合、ボイラー本体の電源「入り・切り」によってセントラルヒーティングの「オン・オフ」をコントロールしている場合もあります。
 
このタイプのシステムをお使いの方が、今時期になって「暖房費が高い!!!」と感じるケースがあるようです。
 
 
 
暖かくなって、暖房がそれほど必要ないのに、なぜ暖房費が減らないのか?
 
 
 
これは、お客様が「省エネのためのセントラルヒーティングの特徴」を理解されていないことが原因となっている場合があります。
 
 
逆に、これを理解していただくと暖房費が安くなるかもしれません。

 
・・・実は、当社のシステムをお使いいただいても、セントラルヒーティングの特徴をご理解頂いていないと同じように「暖房費が高い!!!」という状況になってしまうのですが・・・(^-^;)
 
 
 
 
 
 
 
さて、「省エネのための」セントラルヒーティングの特徴とは!?
 
今日はその一つを紹介します。
 
 
 
1. セントラルヒーティングはストーブと違う!!!
 
ストーブは「局所暖房」と言われ、暖房器の周囲だけ暖める目的で作られています。
例えば、居間にストーブがある場合、玄関や廊下など、ストーブのある部屋と隔てられた所は室温が低いと思います。
 
一方、セントラルヒーティングは、ボイラーなどの熱源から各部屋へ熱を運ぶため、ボイラーの周辺以外も家中が同じような室温になっているはずです。
当社で暖房を計画する場合、玄関から居間、廊下、居室、洗面所、風呂、更には2階と1階でも室温の差がない状態にします。
 
 
家中どこにいても快適な温度。これがセントラルヒーティングの特徴の一つです。
  
 
ストーブのように、その部屋が寒ければ点火(もしくは設定温度を上げる)、暖かくなったら消火(設定温度を下げる)というような、スイッチのオン・オフでコントロールするものではないということです。
 
ストーブの場合、「部屋単位」でオン・オフできますから、使わなければその分節約できます。
 
でも、もし、家中にストーブを置いて家全体を同じ室温環境にしたら・・・想像してみてください。ストーブの購入費用、燃料の配管費用、給油の手間、点火・消火の管理、そして燃料代。 どう考えても省エネとはかけ離れた状況になると思います。
 
しかし、セントラルヒーティングは「家単位」で快適な温度環境を実現できます。

当社でセントラルヒーティングを計画する家は、基礎断熱工法が採用されており、その断熱空間内にある程度の時間をかけて蓄熱して行きます。
そうすることで、ある一定の蓄熱レベルになると余計な暖房エネルギーを必要とせず、更には高気密・高断熱化された家全体で、太陽の光による熱までもを上手に使って暖房するのです。
 
これにより、家中どこへ行っても温度ムラのない、本当に快適な居心地の良い室温環境が、最低限のランニングコストで手に入ります。
 
ですから、セントラルヒーティングをストーブのように
 
「暑いからスイッチ切ろーっと」
 
という具合に「オフ」にしたまま放置した場合、必要以上に家全体の温度が下がってしまい、次に「オン」にしたときには再び家全体を暖めるために「熱源が全開運転」をすることになってしまうのです。
 
 
これを繰り返すと、
家が寒い
  ↓
ボイラーやルームサーモの温度をすごく高くする
  ↓
なかなか暖まらない
  ↓
寝るときや昼間必要以上に暑い
  ↓
温度下げる
  ↓
家が寒い
  ↓
温度を上げる
  ・ 
  ・
  ・
というような悪循環を繰り返し、結果的に快適な環境が手に入らない上に、暖房費が莫大に増えるというような状況が発生します。
 
 
ということで、今時期、セントラルヒーティングの上手な使い方のコツは・・・
 
・ちょっと気温が高くなったからといって、暖房を完全オフにしない。
 
これは重要なポイントです。
一度冷えてしまった家全体を急に暖めるには、普段以上の莫大なエネルギーが必要だと覚えておいてください。
 

時間をかけて太陽のエネルギーを上手に使えば
 
「エコで無料」です!
 
 
 
また機会があればセントラルヒーティングの上手な使い方を紹介しようと思います。当社ホームページにもセントラルヒーティングの説明を載せておりますので、宜しくお願いします。
 
当社ホームページhttp://www.hata-net.co.jp/ 
 
 

※今日の内容は、セントラルヒーティングの使い方の一部です。
色々な使い方、節約の仕方がありますし、そのシステムによっても違いますので、全てのケースに当てはまるものではありませんのでご了承下さい。

2009年4月1日水曜日

においにフタをする。

みなさんこんばんは。
 
気づいたら4月、新年度がやってきました。
 
年度末から引き続き忙しい毎日が続いています。
 
 

さて、今日は「におい」の話。
 
気になるにおいは快適生活の天敵です。
 
 
においの中でも、しばしば問題になるのが「排水の臭い」
 
当社にも相談があった例が、
 
「賃貸住宅の空き部屋から悪臭がする」 
 
という相談。
 
よくよく調べて見ると、排水トラップの水封が切れ、下水の臭いが室内に逆流していました。
 
 
 
「排水トラップの水封が切れる」ってどういうこと?
 
 
 
下のパンフレットをご覧ください。


U字型のガラス容器に、水と緑色の液体が入っています。
 
 
台所やお風呂、洗面所など、場所によって形は違いますが、
 
要するにU字型の部分で 「排水管の途中に水たまりを作っている」 んです。
 
そして、この水たまりが、下水管と室内の間に挟まることで、下水の臭いが室内に流入するのを防いでいます。
 
また、この水たまりは、下水管内から動物や虫が室内に進入するのも防いでいるという重要な役割を果たしているのです。
 
 
この水たまりで、排水管と室内を隔てている部分を「排水トラップ」と呼んでいます。
流し台や洗面台などの排水口のすぐ下についているタイプもありますし、配管の屋外部分についているタイプもあります。
 
何らかの原因で水が減ったりして排水トラップが機能しなくなる状態を「水封が切れる」と言っています。
 
 
 
 
では、この排水管からの臭い、正体は何でしょうか?
 
 
 
一般的には「硫化水素」という有毒ガスの臭いです。
 
この臭い(ガス)は、たくさんの量を吸引すると人体に悪影響を及ぼすものなので、トラップでフタをすることによって室内への侵入を防いでいるのです。
 
 
 
水を使って隔てるだけでこんな効果があるなんて、すごい仕組みですね!
 
 
 
 
 
  
さて、そこで今日の話。
 
 
賃貸などの空き部屋や別荘、普段使わない手洗い場など、水を流す機会の少ない排水口があるとします。
排水口はトラップをはさんで下水道へとつながっていますが、トラップの中身は「水」。
 
そして「水」は「蒸発」するという特性を持っています。
 
 
長期にわたって水を流さないでいると、トラップ内の水は蒸発し、いわゆる水封切れを起こしてしまうのです。
 
 
そこで、賃貸物件の大家さんや管理会社は、トラップの水が蒸発する前に水を足したりして水封切れを予防しています。

水の代わりに、蒸発しづらい不凍液を入れたりもしていますが、長期となるとやはり、不凍液中の水分が蒸発して水封切れを起こしてしまうのです。
 
 
そこで今日ご紹介するのが
「EVERPRIME」 
 

 
 
なんとこちらの商品、トラップの水封切れ対策に開発されたものです。
 
なので、ほとんど蒸発しません。
 
トラップの水の上に、エバープライムが層となってフタをすることで、トラップ内の水分の蒸発を防ぐのです。
 
下の写真のように、水と混ぜても必ずエバープライムが上になって層を作ります。
 
 
 
 
 

下の写真をご覧下さい。

 
水で50%に割った不凍液の上に、エバープライムを入れています。
 
2/8と書いてありますが、これ、今年じゃなくて去年の2/8日です。
 
普通はこのような容器に入れておくと、蒸発した水分が、フタの裏側について水滴になっていますが・・・








 
ご覧下さい。水滴がぜんぜん付いていません。
これは、エバープライムによって、水分の蒸発が抑えられているんです。
 
テカッて見えるのは、エバープライムの油分です。

 
 
 
 
マンションの管理人さんや、借家・別荘をお持ちの方、この商品を使えば長期の空室や、使わない排水口からの悪臭を簡単に防ぐことができます。
  
 
不凍液との併用で、冬の間も凍結防止+下水の臭気を簡単にシャットアウト!
 
 

さらに、下水や浄化槽への流入も問題ありません。
心配な方には、材料のMSDSシートも提示できます。
 
1本946mlで、約10箇所のトラップに使用できます。
価格は4800円です。
  
 
悪臭のことを考えると、非常に簡単な作業で長期にわたる効果があり、とてもコストパフォーマンスの高い商品だと思います。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何はともあれ、「排水トラップ」というのはとても大切な部分です。
 
 
洗面所のトラップなど、長年の使用で髪の毛やゴミが溜まって流れが悪くなっている場所もあるかもしれません。
洗面所の排水の流れが悪い時などは、トラップの汚れが原因となることもあります。
 

  
設備は定期的に点検・修理をすることで、安心・快適なくらしができます。 
 
ぜひ、この機会に近所の設備屋さんにたのんで、トラップや排水管の点検をしてみてはいかがでしょうか?
 

2009年3月21日土曜日

コントロールする。

 
今日は先日竣工したあるお宅の玄関にお邪魔しています。
 
とても素敵な玄関ですね。

ん!?
 
 
このの中にある物は何でしょう?
 
 
もうちょっと近くで見てみましょう。
 
 


 
 
 
なにやら四角い箱が壁にくっついています。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、この箱の正体は・・・

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当社で使用している「暖房用ルームサーモ」です。
 
 
 
 
 
当社では、温水セントラルヒーティングのコントロールに、このルームサーモを必ず使用します。
 
実は、当社がこのルームサーモを使用してシステムを組むと・・・
 
 
 
 
家中の暖房のコントロールが「フルオート」になるのです!!!
 
 
しかも、フルオートで「省エネ運転」まで出来てしまいます!!!
 
 
 
家の中が十分に暖かい時は、自動的に暖房を停止し、寒くなったら暖房が入る。
 
 
当たり前の事ですが、セントラルヒーティングでこのコントロールをするのは、実はとても難しいことなのです。
 
 
「家の中が暑すぎるから真冬なのに窓を開けないと暮らせない。もったいない」
 
「セントラルヒーティングにしたのになぜかスースーする(冷気の流れを感じる)」
 
「とにかく暖房費が高い!」
 
このような悩みを聞いたことや感じたことはありませんか?
 
 
 
当社の「温水パネルを使用したセントラルヒーティングシステム」では、
 
日の出と共に日射が増え、室温が十分上がると暖房は自動的に止まり、
 
日が落ちてきて室温が下がると、暖房の必要な部屋から自動的に暖め始めます。
 
必要なときに自動で作動し、不必要なときは自動停止するので、無駄がありません。
 
 
 
すごいですね~。
 
 
でも本当にそんなことが実現出来るのか!?
 
 
 
できてしまっているのです。 
 
 
 
じゃあ、どうやってそんなことを実現したのか?
 
 
 
それは、企業秘密。
 
当社の暖房設計にて家を建てられた方にしか教えられません・・・(^-^;)
 
 
 
 
でも、どうしても知りたい方は、当社のホームページを覗いてみてください。
 
 
 
 
でもでも、物足りなくて更にもっともっと詳しく知りたい!という方は、ホームページからお問い合わせ下さい(^-^)ノ
 
 
 
 
でも、せっかくこのブログを読んで下さっている方にだけは、節約の方法やコツを少しずつお伝えしていきたいと思っていますので、楽しみにしていて下さいね。
 
 
 
当社ホームページ http://www.hata-net.co.jp/ 
 

2009年3月18日水曜日

安心・快適・節約 トイレリフォームのススメ。

みなさんこんにちは。

今日はトイレリフォームの話です。


トイレリフォームと言っても、ただのリフォームではありません。




なんと、




トイレの水道代が半額になる話です!





最近、当社でもトイレリフォームのお仕事をさせていただく機会が増えてきました。
中でも多いのが、20~30年前に新築された方が60歳を過ぎ、
「これからの人生をより快適に過ごしたい」

という思いを込めて、トイレを直されるケースです。


20年前の便器というと、こんな感じですが


皆さんもどこかで見たことのある、普通の洋風便器だと思います。


ところが、意外に知られていませんが、このタイプの便器が「大」

で一回に流す水の量はなんと13L

ペットボトル8.6本分もの量です。


「エコ」という言葉が声高に叫ばれている今、私達は一体何リットルの水をトイレに流しているのでしょうか?



・・・ところが、
 
 
 
 
これを現在一般的に販売されている便器に交換するだけで、

なんと、6Lまで節水できるのです!!!

便器を取り替えるだけで60%の節水です。



一時期、雑誌やテレビなどで見かけましたが、便器のタンクの中にペットボトルやレンガを入れて「節水」をしているとおっしゃる方がいます。

しかし、これは本当の「節水」にはなりません。

むしろ、変な改造をして必要な量の水を流さないと配管内に汚物が残ってしまい、トイレ詰まりの原因となる場合もあります。


最新型の便器は
デザインもこのように丸みを帯びた柔らかな感じで素敵です。

 
 
ウォシュレットも装備すれば、素敵で快適、そして
 
普通に使うだけで今までの半分の水で済むのです。
 
こんなに快適なエコ活動ありませんよ!
 
 
 
 
 
また、当社では便器交換の際には「手すり」をつけられることを必ずお勧めしています。
 
 
例え若い方でも、何かの拍子に足を怪我したりすると、まともに歩くこともままならない状態となります。
 
お年寄りのことや、将来のこと、トイレを使う方のことを考えると、安心でとても気の利いた設備ですよ。
 
 
 
この他にも、
 
・少しでも便器を小さくしてトイレを広く使う方法
 
・便器交換と一緒に床の張替え(クッションフロアー)
 
・手洗器の追加
 
他にもたくさんの、快適生活のアイデアがあります。
 
 
当社は、必ず一度お客様の家にお邪魔して、現場を見せて頂いてから見積ります。
 
そして、お客様の家に合った、納得のトイレ空間を提供できるよう一生懸命考えますので、ぜひ一度ご相談ください。
 
 
 
 
 

2009年3月17日火曜日

滅菌器

先日ご紹介させていただいた

 「北海道立洞爺少年自然の家 ネイパル洞爺」 の現場ですが、
 
















  
「滅菌器」が据え付けられましたのでちょっと覗いてきました。



























今日は丁度、機械の作動テストを行っていました。

 


























この機械は、塩素消毒だけでは駆除しきれない病原虫も

「紫外線ランプ」を使って駆除してしまう高性能なものです。


一般の上水道と違って、こちらでは時間をかけて浄水処理をする大規模な施設は作れないので、短時間で確実に処理できる強力な処理装置を導入しています。



完成まであと一歩。
 
 


完璧な仕上がりを目指して当社の現場監督が頑張っています。